昨年の全日程雨という状況とは打って変わって、5日間の快晴!
今まで感じたことの無いほどの暑さに晒され、特に初日は、暑さに
慣れない身体から、中には疲弊する子供の熱中症の見極めとの
闘いでもありました。
全員完歩を一つの目標としている以上、過大救護にならないように、
しかし、子供の状況を慎重に観察しながら過小救護とならない
ように、といった判断に迫られたのでした。
道中、看護師の適切な診断のお陰もあり、暑さに慣れてきた子供達は、
隊列から遅れる子供がいながらも、元気に初日のゴールをきったの
でした。
しかし、毎回感じるのは、あれだけ死にそうな顔をして
歩いていた子供が、宿泊施設に到着後のプールでは、一番元気に
遊んでいる様を見たときに、辛かったしきつかったのは事実としても、
「名子役」になるということです。すっかり騙されました!
5日間を通して子供それぞれの山場があり、その山場を乗り越え歯を
食いしばって歩く姿、自分がきついのに他の子供を助けようとする姿、
自分の弱さとの葛藤を乗り越えて歩き出す子供、学生スタッフの真心
に心打たれ感謝の気持ちが湧きあがってくる子供、そして日が経つに
つれ、主体性が身につき始め、たくましさが見えてくるのでした。
今回の経験は、子供にとってどうだったのか?
今回の経験は、保護者にとってどうだったのか?
今回の経験は、学生スタッフにとってどうだったのか?
大きな感動はあったでしょうが、思い出だけで終わって欲しくない。
これからの人生において、いつか気づくことがあって欲しい。
これからの人生において、活かして欲しい。
そしてその体験から得た知恵を伝えられる人になって欲しい。
そう切に願っています。もちろん私たち実行委員会も同じですね!
最後に、満身創痍になりながらも、子供たちに生きる力を育んで
もらいたいという一心から、試行錯誤し、悩み、迷い、傷つき、
笑い、喜び、泣き、叱り、叱られといった5日間を乗り越えてきた
学生スタッフの皆に敬意を表します。
あなたたちは間違いなく素晴らしい体験をしたよ!
さぁ次は第3講座(事業報告会)の旅の最後を締めくくるまとめの
舞台が待っています。しっかりと準備を重ね、感動で終わらせない
100キロ魂を伝えていきましょう!!
第10回なかつ100km徒歩の旅
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。